06月24日2009年 |
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5月のオーストラリアの輸入額が9%減少 − 豪統計局 |
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5月のオーストラリアの商品輸入額が9%、金額にして約15億ドル減少した。
オーストラリア統計局(ABS)が発表した最新の統計で、5月の商品輸入額が、3月の173億ドル(改定済み)、4月の162億ドル(改定済み)から減少して147億ドルとなった。 飲料・タバコが4月と比べると23%減って1億4,200万ドルとなり、化学製品が8.8%減の18億ドル、その他の製品が10%減の21億ドルとなった。 また鉱物燃料・潤滑油の輸入額は4月の187億ドルと大きな変わりはなく194億ドルとなっている。 (Source:
LLDCN, 22/06/09 "Australian imports slide 9% in May") |
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06月24日2009年 |
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中国へのロバの肉と皮の輸出に期待 − クイーンズランド州 |
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オーストラリアと中国との新しい取り決めにより、クイーンズランド州は毎年何百万ドルものロバの肉や皮の輸出の可能性が出てきた。 連邦政府は先週、中国にロバの肉と食用の皮を直接輸出する協定に署名した。
クイーンズランド州政府のティム・ムルへリン第一次産業相は、「オーストラリアには、北部準州、南オーストリア州、西オーストラリア州に約500万頭の野生のロバが生息しており、クイーンズランド州には5万頭いる。 今回の中国との協定で約2,000万ドルの輸出が期待できる。 ロバの肉は食用に、皮は女性の性欲を促進する中国の昔ながらの生薬として使われる。 野生のロバは他の州で殺し、ブリスベンから輸出されることになる。 次のステップは、このロバ産業を商業的に育成するために宣伝していくことである。 輸送や冷蔵コストは高くなるかもしれないし、野生のロバをどのようにして捕獲することについても課題は残るが、いろいろ調査する必要がある」と話した。 (Source:
ABC, 22/06/09 "Donkey trade deal 'may be worth $20m'")
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06月24日2009年 |
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害獣の野生ラクダ対策には儲かる食用ラクダ肉産業の育成を |
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研究者は、オーストラリアのラクダ肉産業は今後大変儲かる事業になるかもしれないとしている。
チャールズ・ダーウィン大学で有望な牧畜を教えているピーター・デンプスター教授は、食用のラクダの肉の産業を発展さすことは、大変利益率の高いビジネスになると考えている。 そして、オーストラリアで増え続けて、害を及ぼす野生のラクダの対策にもなる。 現在、オーストラリアには100万頭以上の野生のラクダが生息している。 もし、我々が年間約10万頭の野生のラクダを間引きしていかなければ、今後10年以内に2倍の200万頭になるとしている。 (Source:
ABC, 19/06/09 "Dinner plate solution for outback camel plague")
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06月24日2009年 |
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ダチョウの飼育は有望な産業 − ビクトリア州 |
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エサもそんなに食べないし、成長は他の家畜の平均以上の早さで、ダチョウの飼育は大変有望である。 ヨーロッパの高級ファッション業界でも、最も手触りが柔らかで長持ちするとされるダチョウの皮革は、ワニ皮と同様にニッチな市場を作っている。
Hastings Ostrich Services社のマイケル・ハスティングス氏は、「アメリカのテキサスにあるブーツの製造業者に行ったことがあるが、彼らはダチョウ皮のカウボーイブーツを1日800足販売していた。 また日本ではダチョウの皮と肉の需要があり、マーケットの開拓に乗り出している。 しかし、ダチョウはそれほど賢い動物ではなく、飼育するには苦労する。 ダチョウの眼球は大きく、賢そうに見えるが、脳はその眼球より小さい」と話した。 (Source:
ASBC, 10/06/09 "Ostrich farming a viable option")
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06月24日2009年 |
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ロブスターの漁獲量が大幅な落ち込み − 南オーストラリア州 |
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南オーストラリア州のロブスターの漁獲量が大幅に落ち込んでいる。 今シーズンの南オーストラリア州全体のロブスターの漁獲割り当て枠が1,770トンに対して、実際の漁獲量は1,410トンで、360トンの漁獲枠を消化することができなかった。 しかし、漁師にとっては悪いことばかりではなく、漁獲量が少ない上に、消費者の需要が高かったために、価格的には高値が付いた。 (Source:
ABC, 18/06/09 "Dramatic fall in lobster catches")
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06月24日2009年 |
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タスマニア産リンゴを初めて日本のスーパー直接に輸出 |
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初めて日本のスーパーマーケットへ直接輸出する最初のタスマニア産リンゴが、昨夜メルボルン港を出発した。 これは来月行なわれるタスマニア産商品の宣伝用に、さまざまな種類のリンゴが2つのスーパーマーケット・チェーンに販売された。
輸出業者TopQual社のケン・ベル氏は、「日本のスーパーの厳しい規格に対応するのが大変であった。 我々は日本の要望に応えるために、非常に注意しながらリンゴの選別を行なった。 リンゴの軸のところまで色がついていなければならず、箱詰めも、すべてのリンゴの後ろに緩衝パッドを付けなければならず、従業員は大変であった」と語った。 (Source:
ABC, 18/06/09 "First commercial apple exports to Japan")
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06月17日2009年 |
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検疫条件の緩和で中国への豪産マンゴと柑橘類の輸出が増加 |
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両国間の新しい取り決めで、より多くのオーストラリア産マンゴが中国に輸出される。 オーストラリアの生産者が畑で害虫の発生の監視を強化することになり、この変更された検疫条件を中国側が同意した。 以前の検疫条件では、オーストラリアの生産者は畑にゾウムシやミバエがいないことを立証しなければならず、2007年から中国へのマンゴの輸出は限定的なものとなっていた。
オーストラリア・マンゴ産業協会のピーター・デリス会長は、「新しい規則により、ゾウムシを調べるために何千個ものマンゴを切る必要がなくなった。 これでシーズン中に期間を長くして供給することができ、劇的に輸出量が増えることを期待している」と話した。 オーストラリアのマンゴ産業は、2008年で1億ドルの規模となっている。
またマンゴだけでなくオーストラリア産の柑橘類も中国向けが増える。 以前はオレンジ、ミカン、レモン、グレーフルーツが入った海上コンテナーは中国北部の港しか到着の許可を得ることが出来なかった。 そしてそこで害虫を駆除する為に低温処理を受けなければならず、これが商品の劣化を招いていた。 それでオーストラリアとしては、低温処理時の温度を上げるように交渉をし、今回中国側はこれを承諾した。 昨年、オーストラリアは855トン、金額にして125万ドルの柑橘類を中国に輸出している。 (Source:
SMH/AAP, 16/06/09 "Mango and citrus industries boosted under Aust-China
deal")
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06月17日2009年 |
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備品などの購入は中国製でなく豪州製を − NSW州政府 |
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ニューサウスウェールズ州政府が使う約40億ドルの備品やサービスは、中国産ではなくオーストラリアの企業から購入するとする規則が、明日発表されるニューサウスウェールズ州政府の来年度の予算に組み込まれる。
日刊紙デイリー・テレグラフ紙によると、ニューサウスウェールズ州政府の各省庁は、オーストラリア産の商品を選ぶことで、オーストラリア人の雇用を守ることを義務付けられる。 これには、文房具、ユニフォーム、自動車、鉄道やビルの契約も含まれる。 また、入札の際、海外商品に対して競争力を持つように、オーストラリアの商品は20%割り引いた価格で検討することにしている。 (Source:
Daily Telegraph, 15/06/09 "NSW to buy Aussie-made products to save
jobs")
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06月17日2009年 |
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今年度のオースラリアの食品輸入額が増え続けて85億ドルに |
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オーストラリアでの食品の供給が急速に増えており、昨年と比べると今年は10億増える見込みで、海外からの輸入品が増えていることに懸念が増している。 オーストラリアの食品の輸入は2008-09年度には記録的な85億ドルになる模様である。 これにより、オーストラリアの経済成長、雇用、食品安全が脅かされるようになる。 業界のリーダーたちは、特に果実、野菜、シーフード、豚肉、酪農製品などの廉価な商品や輸出国政府が助成した商品が問題であると指摘している。 生産者グループは、オーストラリア産の商品を無視して、大量の格安の商品を輸入する大手企業を非難している。 またオーストラリアの食品表示法も、消費者にとってどれが輸入品なのかが分かりにくく、批判を浴びている。
食品業界は、消費者がプライベートブランドの商品をより多く購買していることに危機感を感じており、これにより輸入量が増え続けている。 2008-09年度には、果実・野菜の輸入額が17億ドル、シーフードが13億ドル、コービー・紅茶・ココア・スパイスが12億ドル、シリアルが8億ドル、乳製品が6億ドル、食肉が5.75億ドルになる見込みである。 またクリスマスの時期に安価な輸入ハムが大量に出回っていることが、消費者や生産者にとって最近の問題となっている。
生産者団体Grow SAのマイク・レッドモンドCEOは、「オーストラリアは世界で一番の食品生産国である。 なぜそんなに大量に輸入する必要があるのか? もし、消費者がオーストラリア産の食品を買わないことで、生産者の適正な賃金と年金、食品の安全性を犠牲にしていると分かれば、驚くことであろう」と話した。
南オーストラリア州農家連盟のキャロル・ビンセントCEOは、「こんなに大量に輸入食品が増えていることは馬鹿げている。 広大な土地を持つオーストラリアは、簡単にオーストラリアや世界の国々の消費者へ食品を提供することが可能である」と語った。 (Source:
The Advertiser, 08/06/09 "Food imports expected to reach $8.5 billion")
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06月17日2009年 |
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オーストラリアの生花産業は厳しい時期に直面 |
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オーストラリアの生花産業は、世界的な経済低迷の打撃を被っている。 ニューサウスウェールズ州の生産者団体NSW
Flower Growers committeejのサル・ルソー氏は、「オーストラリアの生花産業は、ワイルドフラワーにおいても従来のフラワーにおいても、非常に厳しい状況に突入している。 我々、生花業界も今、収入に影響が及ぶ経済の後退と戦っている。 ほかの州では一部の生産者が廃業に追い込まれている。 南オーストラリア州のワイルドフラワーは、同州政府の強力な販売促進活動により、1990年代の半ばから終盤にかけて大量にワイルドフラワーを輸出してきた。 そのときには南オーストラリア州に600戸の生産者があり、それぞれ生産量は少ないが1-5エーカーの畑でワイルドフラワーを栽培し、輸出していた。 タスマニア州の生花産業も近年縮小してきた。 輸出ビジネスに関しては、特にワイルドフラワーは大規模経営に徹するか、海外のバイヤーのニーズにあった特別な商品を開発していかなければならない。 西オーストラリア州は、200エーカーの畑で生産するする大手生産者2戸があり、それらの業績は順調である。 しかし、それら以外の小規模の生産者はマーケットで競争していくことは非常に困難である」と話した。 (Source:
ABC, 10/06/09 "Tough times in the flower industry")
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06月17日2009年 |
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5月はアメリカが豪産ワインの最大の輸出先国に |
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アメリカは、オーストラリア産ワインの輸入額が僅差でUKを上回り、オーストラリアにとって最大のワイン輸出先国となった。 オーストラリア
ワイン・ブランデー公社の最近の統計では、5月のアメリカへの輸出量は増加したが、UKは減少したとしている。
同公社のポール・ヘンリー理事は、アメリカ市場は今後拡大すると見ており、「2010年までには、アメリカがUKを凌いで、オーストラリアにとって最大のワイン輸出先国となるだろう。 最近は中国、日本、香港へも記録的な輸出の伸びを記録している。 ワインメーカーたちは積極的に販売促進をする必要がある」と語った。 (Source:
ABC, 10/06/09 "US now biggest wine export market")
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06月17日2009年 |
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5月の新車自動車の販売に回復の兆し − ニュージーランド |
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ニュージーランド自動車産業協会(MIANZ)のペリー・ケアCEOは,「ニュージーランドの新車自動車マーケットは、海外の動きと同様に最悪を脱したかもしれない。 この数ヶ月間の販売の低迷にもかかわらず、5月の販売台数は4月の新車登録台数を上回っり、回復のサインである」と話した。
5月には3,979台の新車乗用車が登録され、4月より12.9%増えた。 新車商用車も4月より9.1%増えて1,314台となった。 新車乗用車の今年に入ってからの販売累計は、前年同期の約3分の2であるが、最近の傾向を見ると底を打ったかに見える。
メーカー別では、トヨタが乗用車部門、商用車部門ともに1位で、特に商用車が好調である。 車種別では、5月の販売で小型車の躍進が目立ち、スズキの”スィフト”が1位、トヨタの”カローラ”が2位、マツダの"マツダ3”が3位、4位はヒュンダイの"ゲッツ”となっている。 (Source:
MIA, 03/06/09 "May New Vehicle Market - have we turned the corner?")
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06月10日2009年 |
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日本の遺伝子組み換え作物への懸念を無視−西オーストラリア州政府 |
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日本に駐在する西オーストラリア州の商務官が、遺伝子組み換え操作をした作物の生産や日本への輸出について非常に懸念していることが、今回公表されたEメールで明らかになった。 情報公開法に基づいて入手されたこのEメールは今年1月に書かれ、2月に西オーストラリア州政府首相が日本を訪れた時にも協議されていた。
日本に駐在する西オーストラリア州のクレーグ・ピーコック商務官が書いたEメールでは、「新しい西オーストラリア州政府が、主要な顧客である日本の懸念を無視していることを非常に心配している。 このことが最終的に、西オーストラリア州と日本とのすべての農業ビジネスに否定的に影響することになると懸念している」としている。
同州議会野党のマーク・マクゴワン議員は、「州政府は、遺伝子組み換え作物の一時停止期間を再導入する必要がある。 日本は西オーストラリア州の農業や漁業にとって1番の貿易相手国で、年間8億4000万ドルの商品を日本に輸出している」と非難した。
それに対して、同州政府のテリー・レッドマン農業相は、「日本はすでに、ほかの国から遺伝子組み換え操作をしたカノーラを大量の輸入している」として、懸念を無視した。 (Source:
ABC, 07/06/09 "Email claims Japanese GM concerns")
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06月10日2009年 |
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オーストラリアの牛肉輸出業者に警告 − インドネシア |
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報道によると、インドネシアの農業相が、オーストラリアの牛肉認定機関が新しいイスラムのハラルのガイドラインを満たさなければ、オーストラリア産牛肉の輸入を禁止するとしている。 しかし、適切なハラル手順を決めるイスラムの聖職者が集まる評議員会は、すべてのオーストラリアの認定機関は承認されているとしている。
インドネシア国営の通信社Antaraは、「Anton Apriyantono農業相が、イスラムの聖職者が集まる評議員会のMUI(Majelis
Ulama Indonesia)による新しい基準を満たさなければ、オーストラリア産牛肉もニュージーランド産牛肉と同様に輸入禁止となると話した」と報道した。 MUIは、もはや一部のニュージーランドのハラル認定機関を承認していないとしている。
しかし、MUIの食品・薬品・化粧品部門の副理事は、「オーストラリアのハラル認定機関の3団体は承認を一時停止されており、残る8団体は承認されている。 現在ジャカルタの港で止まっているオーストラリア産牛肉は許可されることになる」と話した。 (Source:
ABC, 06/06/09 "Indonesia threatens Aust beef exporters") |
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06月10日2009年 |
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インドネシアがニュージーランド産牛肉の輸入を禁止 |
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インドネシアは、宗教的な条件を満たしていないとして、ニュージーランド産牛肉の輸入を禁止した。 インドネシアのメディアは今日、イスラム教徒への食品の条件であるハラルの認定を、ニュージーランドにある認定機関が行なっていなかったと報道している。 昨年、インドネシアはニュージーランド産牛肉をラベルの表示が不適正であるとして輸入禁止にしたが、1週間後には、ニュージーランド側が改善を約束したことで禁止を解除した。
ニュージーランド食肉産業協会(New Zealand Meat Industry Association)のティム・リッチーCEOは、「ニュージーランド産牛肉すべてを輸入禁止にする正式な通達はまだ受け取っていない。 貿易関係者とメディアは、約200個の牛肉のコンテナーがインドネシアの港で滞留していると報道しているが、我々の理解では、それらはオーストラリア産牛肉とニュージーランド産牛肉の両方である。 現在さまざまな滞留の理由が錯綜して報道されている。 商品にハラルの問題があると一部で報道されているが、それはコミュニケーションの問題であると思う。 ニュージーランドでハラルの認定している機関は、インドネシアからの承認を受けている」と話した。 (Source:
ABC, 05/06/09 "Indonesia bans NZ beef")
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06月10日2009年 |
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最近の豪ドル高でロブスター業界に逆風 − 西オーストラリア州 |
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オーストラリア・ドルが今週US80セントの壁を越えたことで、輸出業者は利益が減り、ロブスター業界にとってはオーストラリア・ドルの高騰は喜ばしいことではない。
西オーストラリア州の大手輸出業者Bluwave Lobster社のアレックス・フォティオウ氏は、「オーストラリア・ドルがUS1セント上がるごとに、我々が販売するロブスター1キロ当たり50豪セントの利益がなくなる」としている。
同社は、年間約1000トンのロブスターを輸出し、売り上げが3,600万ドルあり、ロブスターの仕入れ、加工、販売などで150人(繁忙期)の従業員を雇用している。 西オーストラリア州のロブスター産業は2億5,000万ドルの規模であるが、オーストラリア・ドル高による収益の減少や、販売の減少の影響を受けている。
フォティオウ氏は、「海外にいるバイヤーたちがロブスターの代金をアメリカ・ドルで支払えば、我々のオーストラリア・ドルの収入は少なくなる。 その分を回収するために、ロブスター価格の値上げを求めると、バイヤーたちはオーダーをキャンセルし、我々の商品には興味をなくしてしまう。 西オーストラリア州のロブスターのシーズンは11月15日から翌年6月30日までで、今月はシーズン最後の月となり、ロブスター価格が上がるようになるが、利益は下がり続けている」と話した。 (Source:
The Australian, 05/06/09 "Lobster industry in tailspin as dollar claws
back")
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06月10日2009年 |
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豪産ヤギ肉の価格が上昇 − ビクトリア州 |
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最近、ラムの価格だけが高くなっているわけでなく、ヤギ肉の価格も上昇してきている。 オーストラリアは、世界のヤギ肉の輸出マーケットで50%以上を輸出している。
ビクトリア州Echucaでヤギを飼育しているイアン・ターピン氏は、「ヤギの価格はしばらく下落していたが、上昇に転じてきた。 しかし、最近マレーシアを訪れたが、オーストラリアからの野生の生体ヤギの輸出が、我々の飼育したヤギの輸出を脅かしている。 野生のヤギは集約的な農場で、小さな囲いの中に入れられ、急激な変化に対応できない。肉質も劣る」と話した。 (Source:
ABC, 03/06/09 "Goat meat prices on the up")
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06月10日2009年 |
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5月の豪州の新車自動車販売は企業による購入が増え、回復の兆し |
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最近の統計によると、企業による新車の購入が増え、オーストラリアの新車自動車マーケットにとって明るいニュースとなった。 連邦自動車産業会議所(FCAI)が発表した統計によると、5月の乗用車、
SUV(多目的スポーツ車)、商用車を含めた新車自動車販売台数が7万5,439台となり、前年同月と比べて14.9
% (1万3,201台)減少した。
FCAIのアンドリュウ・マッケラーCEOは、「5月の統計を見ると、明らかに新車自動車の販売が底を打ち、今後改善に向かう兆しがある。 企業による新車自動車の購入は、前年同月比7.2%減に留まっている。 これは連邦政府による税金控除策が功を奏し、新車自動車マーケットに楽観と自信を与えた。 今回の税金控除策は、新車販売を促進するために必要で、経済活動を刺激する効果がある」と話した。
今年1月からの新車自動車の販売台数の累計は35万2,374台となり、前年同期より19.2%減少している。 5月のメーカー別の販売台数は、トヨタが1万5,481台で1位、2位はホールデンの9,177台、3位はフォードの8,440台となっている。.(Source:
FCAI, 03/06/09 "Business takes advantage of tax break on new vehicles"
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06月03日2009年 |
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エミュー業界は統合の時期に入る − ビクトリア州 |
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1990年代にブームとなったあと、オーストラリアのエミュー飼育業界は統合の段階となっているが、エミュー・オイルの市場も引き続き成長している。 エミュー・オイルは化粧品や治療薬として使われ、エミュー・スキンやエミュー肉より売れている。 しかしながら、エミュー肉も海外で高い需要がある。
ブームが去ったあと、生き残ったLongview Emu Farmのオーナーのキャシー・ロング氏は、エミュー・オイルのマーケットの成長を満喫し、「エミューは飼育するのに素晴らしい動物で、今の気候にも合っている」と話した。 オーストラリアと同様に、アメリカのエミュー業界も統合の時期に入っている。 (Source:
ABC, 02/06/09 "Emu farming consolidates")
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06月03日2009年 |
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オーストラリアとアメリカがオリーブオイルの国際基準を見直す |
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オーストラリアのオリーブオイル業界はアメリカと協力して、新しい国際的なオリーブオイルの基準を展開する。
オーストラリア オイル研究所(Australian Oils Research Laboratory)のロドニー・マイラー教授は、European
International Olive Council の基準は厳しすぎて、独自の特色を持ったオーストラリアのオリーブオイルを否定的に捉えている。 オーストラリア産オリーブオイルはヨーロッパ産オリーブオイルとは違うのだから、オーストラリアのオリーブオイル生産者は不利な立場ではない。 オーストラリア産オリーブオイルには、植物ステロールの一種のカンプエステロール(Campesterol)の含有量が少し多いだけである。 これによってオーストラリア産オリーブオイルが悪いということではない。 オーストラリア産オリーブオイルの種類は、現在のヨーロッパの基準より多くあり、その基準を広げるべきである。 オーストラリア産オリーブオイルは栄養面で優れているが、現在の厳しい基準の為に、ヨーロッパへの輸出が妨げられている」と話した。 (Source:
ABC, 29/05/09 "Australia and US try to change olive oil standards")
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06月03日2009年 |
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乳業大手が生乳の生産者価格を引き下げ − ニュージーランド |
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乳業大手フォンテラ社が、ニュージーランドでの生乳の生産者価格をまた引き下げ、生産者にとっては、今後の状況がさらに悪化するかもしれない不吉な前兆となっている。 生産者に支払われる価格は1リットル当たり12セント安くなっている。
Rabobank の酪農アナリストのティム・ハント氏は、「世界的な需要の低下と、アメリカの新しい輸出補助金が今回の生産者価格の引き下げの原因となっている。 これは来シーズンのオセアニアの生乳価格がどうなっていくかの最初のシグナルとなる。 このシグナルは、世界のマーケットが長年持ち続けていた要因と、この数週間の間に起こった要因を反映したものである」と話した。 (Source:
ABC, 28/05/09 "Fonterra cuts NZ milk price")
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06月03日2009年 |
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トマト黄化葉巻ウィルスの感染が拡大 − クイーンズランド州 |
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トマト黄化葉巻ウィルス(Tomato yellow leaf curl virus )が、クイーンズランド州Bundabergの総額7,000万ドルのトマト産業を直撃し、一部の畑では80%以上感染している。 シルバーリーフコナジラミ(Silverleaf
whitefly)で媒介されるこの病気は、3年前にクイーンズランド州南東部で始めて発見されたが、その時はウィルスを根絶することや、発生を抑制することは出来なかった。
病理学者のデニス・パースリー氏が今週Bundabergを調査した結果、このウィルスが大変有害なものとなっているの発見し、「あるチェリー・トマトの生産者は、ウィルスの感染によってトマトが出荷できず、10万ドル以上の被害が出ている」と話した。
クイーンズランド州第一次産業省のウィルス学者のジョン・トーマス氏は、「トマト農家は栽培方法を変更する必要がある。 Bundabergに適した方法に変更すべきで、通年にトマトを栽培することが問題となっている。 現在のところ、ほかの植物が感染していかどうかは分からないが、感染のレベルを低くするために、トマトを栽培しない期間を持つことが必要である」と語った。 現在、このウィルスがクイーンズランド北部へ感染が広がるのを懸念されている。 (Source:
ABC, 29/05/09 "Tomato virus spreads") |
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06月03日2009年 |
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売れ残ったワイン用ブドウ3万トンを廃棄 − ビクトリア州 |
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調査の結果、ビクトリア州Murray Valleyのブドウ生産者が、今年3万トンのブドウを廃棄したか、収穫せずそのままにしていることが判明した。 特にシャルドネが大きな影響を受けて、1万7,000トンが売れずに残った。 この調査では、Murray
Valley地域のブドウ生産者の約半数が回答しただけで、全体ではおそらく5万トン以上のブドウが無駄になったと考えられる。
調査を行なった団体のマイク・ストーン氏は、「この調査では、ブドウ生産者たちが栽培をあきらめて、合計800ヘクタールのブドウの木を掘り返すことを考えていることが分かった。 そして、シャルドネ種とコロンバード(コロンバール)種のブドウの80%が、1トン当たり300ドル以下で販売されていた。 売り先のワイナリーは、価格は需要と供給で決まるとして、安い価格を提示している」と話した。 (Source:
ABC, 27/05/09 "Grapegrowers leave 30k tonnes to rot")
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06月03日2009年 |
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今シーズンのロブスターの漁獲量が大幅に減少−南オーストラリア州 |
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